サンデー毎日
雑誌「サンデー毎日」の記事や連載を掲載します。
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人間ドキュメント・季節の人たち
/232 本物と偽物を見抜く目利きの鑑定眼=森健
2024/4/28 05:00 1365文字<新・季節の人たち> 今年の大型連休、JTBの推計によれば、海外旅行者数はコロナ禍前の九割の水準に戻るという。円安の影響を受けにくいアジア方面の旅が増えているらしい。 海外を楽しむ余裕が出てきたことは望ましいことだが、一つ現地の買い物では注意しておきたいことがある。ブランド品の偽物だ。 税関の知的
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新・炉辺の風おと
/134 忖度と思いやり/4=梨木香歩
2024/4/28 05:00 1420文字当初はなんとしても目的地に着陸して欲しい、と願っていたが、窓の外、雲の不穏さや機体の揺れ具合を感じるにつれ、不気味さが増していき、むしろ引き返した方がいいのでは、と気弱になってくる。あの四十年ほど前の日航機墜落事故のときの乗客の苦痛、苦悩はこんなものではなかったのだろうな、と改めて思いを馳(は)せ
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これは、アレだな
/162 ぼくらの教科書なんだ……ぜ?=高橋源一郎
2024/4/27 05:00 2785文字4月になると新学期(というか新学年)が始まり、小学生から大学生まで、一斉に「教科書」を受け取ることになる。 小学校1年生のときの教科書は新鮮だった。なにもかもが新しかった。それからだんだん教科書へのときめきは減っていった。みなさんはどうだろうか。なにしろ「教科書的」ということばがあるくらいだ。手元
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校閲至極
/274 時代で変わる「不適切」判断
2024/4/26 05:00 1161文字今年序盤はドラマ「不適切にもほどがある!」が話題となった。それだけ多くの人がコンプライアンスに縛られる世の中に不自由を感じているということか。笑ってばかりもいられない。この連載をまとめた書籍の説明文には「不適切表記と格闘する日々」とある。我々は「不適切」のご託宣を出す側らしいのだった。 もっと直接
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ワイドショーの恋人
/667 水原元通訳 報道過多の是非=山田美保子
2024/4/25 05:00 1634文字先月だったか「大谷ハラスメント」なる言葉がWebで度々見られた。 もちろん、大谷翔平選手が人に嫌がられるようなことをしているというのではなく、大谷選手にまつわるメディアの報道量がハラスメント的だと一部で言われていたのだ。 確かに3月のワイドショーは連日、大谷選手関連のニュースをトップで伝え、特に結
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倉重篤郎のニュース最前線
「岸田従米外交」に異議 山崎拓・元自民党副総裁、猿田佐世・新外交イニシアティブ代表が緊急発言
2024/4/25 05:00 5579文字政権浮揚のパフォーマンスだ日米「指揮権統一」のリスク日中外交がなぜ不在なのか! バイデン大統領との日米首脳会談で、岸田首相は、日米の軍事的一体化と従米構造のさらなる強化を発信したとも言える。日中外交を欠いたこの方向には大きなリスクがあると主張する山崎拓元自民党副総裁と、猿田佐世・新外交イニシアティブ
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サンデー毎日
衆院補選終盤情勢:衆院補選終盤情勢 島根「自民」ドロ沼 小池百合子の狙い
2024/4/24 05:00 2787文字日本の首相と東京都知事。強大な権力を持つ2人だけに、その動向は誰しもが注目するところだ。「岸田と小池」。1993年衆院選で初当選した同期である。選挙戦も終盤に入った衆院3補欠選挙は、2人の命運を左右する展開になってきた。終盤情勢を探る。 「国民政党として選択を狭めてしまったことは重い責任だ。勝ち負
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淑女の養生訓
/44 キッチンをきれいに保つ決意です=元村有希子
2024/4/23 05:02 816文字出かける時に持ち歩く水筒の、指が届かない奥の方の汚れが気になる。 100円ショップに行けば「ボトル洗い」とかいう縦長のスポンジが買える。これまで、買って使っては捨てることを繰り返してきた。 ある朝、ふと思い立って、卵の殻を少しの水と一緒に入れ、蓋(ふた)をして振ってみた。シャカシャカと音を立てて殻
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牧太郎の青い空白い雲
/944 詐称したくなる身長、年齢、年収、学歴は「差別の温床」だ!
2024/4/23 05:01 1240文字誰でも、たまに「嘘」を吐(つ)く。 若い頃、先輩記者の嘘を発見してしまった。先輩がある書類にそれとなく「身長175センチ」と書いていたのだ。一緒に並ぶと「174センチの僕」のほうが背が高いのに……。コレ「身長詐称」ではないのか? 見栄(みえ)を張っているのかな(笑)。 芸能界では「身長詐称」はよく
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サンデー毎日ビューアー
サンデー毎日 5月5日・12日号
2024/4/23 05:00 141文字<ビューアーはこちら>
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サンデー毎日の特集・連載
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牧太郎の青い空白い雲
元サンデー毎日編集長のベテラン記者がときにユーモアも交えて、政治や社会問題にモノ申す辛口コラムです。
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ワイドショーの恋人
放送作家として「踊る!さんま御殿!!」などを担当。コメンテーターとしても活躍する山田美保子さんのコラムです。
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元村有希子の科学のトリセツ
我々の文明社会は科学技術の成果の上に築かれています。賢く楽しくつきあう知恵を文系出身の記者が案内します。
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幸せな老後への一歩
難しい経済と複雑なお金の仕組みを分かりやすく解説する経済ジャーナリストの荻原博子氏のコラムです。
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読んでトクする社会保障
社会保障制度に精通するプロが、分かりにくい医療や年金、介護など各種制度を丁寧に解説します。
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世代の昭和史
ノンフィクション作家の保阪正康氏の大型連載。現代史研究の第一人者が、世代論によって昭和史を見つめ直します。
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倉重篤郎のニュース最前線
元毎日新聞政治部長のベテラン記者が、各界の論客らと共に、政局や政策などの最前線を徹底分析します。
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校閲至極
毎日新聞校閲センターの記者が、「校閲」の視点でさまざまな題材を面白く、あるいは深く鋭く解くコラムです。
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2050年のメディア
文藝春秋で長くノンフィクションの編集者を務めた下山進氏が「2050年のメディア」を展望します。
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これは、アレだな
「これは、アレだな」と思うことがありませんか? 作家の高橋源一郎さんが軽妙な筆致で描くコラムです。
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佐高信の新・人物診断
ジャーナリストの佐高信氏が戦後日本に固有の軌跡を刻んだ表現者たちを見つめます。
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人間ドキュメント・季節の人たち
早稲田大在学中からライター活動を始めた気鋭のジャーナリストが出会った人たちのドキュメントです。
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新・炉辺の風おと
「西の魔女が死んだ」などで知られる作家・梨木香歩さんが、日々の生活をつづります。